男性が育休を取ることのデメリット3選【仕事編】〜気持ちのいい育休と復帰のために〜

育児・家庭

奥さんが妊娠し「育休」を取得したいけど、実際に会社や同僚、上司にでなんて思われるのかが心配

自分が抜けたら実務は回らないんじゃないの?それに周りで男性育休なんて取った人いないし・・・

と悩んでいませんか?

育休を取得を考えていても、実際には仕事が忙しかったり、『育休を取りたい』と伝える勇気が出せずにズルズルを時間がだけが過ぎ気がつけば今まで通り仕事をしている可能性が高いです。

私は2児の父親で50人規模の小さな会社で勤めており機械部品を取り扱う営業マンです。

2人目の出産時に会社で初となる男性育休を6ヶ月取りました。

復帰してから2年経過していますが、育休が悪い文化になることなく私のあとに続いて3人の後輩が男性育休を取得しています。おかげで育休を取った体験だけでなく、育休で仲間が休んでしまうとどうなるのかについて両方の立場をしっかり体験することができました。

この記事では自分自身の経験、後輩たち3人の育休体験からデメリットに感じたことを【仕事編】にスポットをあてて紹介していきます。【家庭編】については別記事で紹介しようと思っております。

また収入についてはぜひ伝えておきたいことがありますそれは

『ボーナス支給日と育休をかぶせろ!』

ということです。これで思ったより収入面は思ったより心配せずに済んだのでそのテクニックも書いていきます。

たった一度の人生、奥さんやこどものために使う時間についてこの機会にじっくり考えてみませんか?

この記事を読むことで育休のデメリットや育休をとっても問題が少なくなる方法について知ることができます。

自分は育休を取るべきなのかがはっきりすると思います。また、育休からの復帰後もスムーズに職場に戻れるようになりますから良ければ最後まで見て行ってください

では行きましょう

育休のデメリット

理解してくれない人が必ずいる

社会には育休取得を快く思わない人が必ずいます。それを態度に出す人もいれば出さない人もそれぞれいますが、まずはこの事実を頭に入れておきましょう。

育休を取ると人員が減り他のメンバーは忙しくなります、そのため「あいつが育休を取ったせいで忙しい」と思われる可能性は非常に高いです。

復帰後もネチネチを嫌味をいう人がでてくることも覚悟しておきましょう。

育休反対派となりやすい人

・仕事命の仕事人間

・家事育児をしてこなかった50代おじさん

・自分が抜けることでデメリットが多い上司や同僚

ただし、実際に育休を取るまではどうなるかわからないものです。

大事なのは、その人たちと真っ向から向き合って戦わないことです。目玉焼きのソース派か醤油派で揉めるくらい不毛な戦いになります。

決して『育休は権利だ!正義だ!』と声高に主張してはいけません。育休反対派は文句を言う口実を探して待ち構えています。とにかく穏便にスマートに育休取得を進めることをオススメします。

このご時世において直接文句を言う人は少ないと思いますが、仮に直接文句を言われたら、現代から遅れた可哀想な人だと思って極力関わらないようにしましょう。

育休を取るとリトマス試験のように周りの人の器がよく分かるようになるので面白いですよ

 

逆に理解を示してくれ、応援してくれる人も多いです。私の場合は後輩や女性社員、子育てを頑張っている先輩が育休を応援してくれました。

一度育休を取ると社内で『イクメンパパ』属性が付くので精神的に定時ダッシュがしやすくなったりや飲み会やゴルフを断りやすくなるメリットも出てきます。

昇給が遅くなる

育休中は働かないことになるので昇級が遅くなる可能性があります。育休を取得したら昇級に対してどう影響するのか社内規定を事前に確認しておきましょう。また昇級に関係がない場合でも大事な担当を外れたり、プロジェクトから降ろされる可能性があります。

実際に私は社内で出世ルートと言われていた「親会社へ出向」が決まっていたのですが、育休取得を理由に別の担当者が出向となりました

同時期に入社していたり、同じくらいの評価の社員がいれば働いている社員が優遇されやすいです。会社としては研修プログラムやプロジェクトに対して社員の育休のタイミングまでを考えてくれてる程甘くないということです。

自分で進めているプロジェクトは後回しにされる

育休中は自分で担当している仕事を誰かに任せるわけです。そして、ほとんどの会社では誰かが育休を取っている間人員を増やすことはないということです。

人員が減った状態でチームを回すことになるので残りの人達は仕事が増えます。当然自分が進めていた仕事は後回しにされる可能性が高いです。

私の場合、営業活動で他社からの切り替え案件が進んでいたのですが、お客さんから電話「コトサラさんがいなかったので申し訳ないけど他社に置き換える」と連絡がり案件は失注しました。仕事を任せた後輩に確認したところ「仕事が忙しすぎて、最低限のことしかできなかった」と教えてくれました

ある程度は進めている仕事がダメになる可能性は考えておきましょう

 

以上が個人的に感じた仕事におけるデメリットです。

 

いくら国や会社が育休を推奨していても、実際に育休を取ったツケは誰かが負担しなければならないのでその事実を確認しておきましょう。

あまり話したくはありませんが、育休取得した立場ながら後輩が育休を取得した結果、忙しくなると「後輩くんが育休とってるから俺が忙しいんだよな。。。」と不満を言い出す嫌な自分が出てきていましたから。。。。

いやー、ほんと最低な人間ですよね笑 申し訳ない

けど、それだけ他に負荷がかかるということなんでしょうね。このあたりが解消されれば日本の育休はもっと進むのになーとは思っています。

育休を取る前にやっておくべきこと3選

育休を取る前にやっておくと迷惑がかかりにくくなるオススメ3選を紹介します。

根回し

正式に育休取得する前に、必ず社内にも客先にも「育休を取得しようと思っている」「育休で迷惑をかけるかもしれない」と直接伝えておきましょう。

できるなら半年前には連絡しておいたほうがいいでしょう。周りも人間なのである程度準備ができていれば協力してくれるはずです。

私は妻が妊娠する前から上司に対して「日本の少子化についてどう思いますか?」「奥さんの立場なら育休を取得欲しいと思いますかね?」と何気なく育休の必要性について話して、徐々に上司の育休耐性を上げて行きました。

「こどもができたら育休をとりたい」を前もってと伝えておき、妻が安定期に入ったタイミングで早めに「育休取得したいです」と連絡しましょう。

また同じように同僚、後輩にも育休とるから協力して欲しいと事前に根回ししておくことで、育休でびっくりされることはなかったです。

またお客さんや仕事を任せるメンバーにも「困ったら電話下さい」と伝えておくと安心してもらえると思います。

引き継ぎ資料は丁寧にわかりやすく気合を入れて

引き継ぎ資料の作成は本当に気合を入れましょう

理由は社内にも客先にも迷惑をかけず、自分の棚卸しにもなりプラス要素が多いからです。作らなければ育休中に頻繁に電話がかかってくる事になり、社内評価が下がることになりますよ。

実際に私の後に育休を取った後輩は引き継ぎ資料を雑に作ったため、引き継ぎを受けた先輩は何度も電話で確認をしており、結果お客さんにも迷惑をかけることになっていました。

引き継ぎ資料は、現在抱えているプロジェクを全て網羅し書いておきましょう。プロジェクトごとのキーマンやクロージングのタイミング、問題になりそうなことなど考えられることは全て事細かにまとめるべきです。

私の場合は半年育休を取ったので各月ごとにイベント、やるべきことをエクセルでまとめて

10月には〇〇会社からのアンケート回収

11月には〇〇商事ロボット点検で〇〇さんへの声掛け

12月はカレンダー配りで〇〇さんへは必ず渡すこと。。。

といった具合に時系列でまとめていました。

その際1W5Hである

「Who(誰に)」

「What(何を)」

「Where(どこで)」

「When(いつごろ)」

「Why(なぜ)」

「How(どのように)」

を意識しながらまとめると漏れが少なくなると思います。

「うわーめんどくさそう。。。」と思われるかもしれませんが、自分のやってきている仕事を言語化する作業は思った以上に勉強になります。社内や客先へ迷惑をかけることを考えれば詳しく作るに越したことはないでしょう。

実際私は半年のうち会社や客先から電話がかかってきたのが3回だけでしたし、このとき作った資料は今でも活用しています。

 

ボーナス支給日を育休にかぶせろ!

育休中は税金がかからないので、実際には今までの手取りに対して9割が国から支給されます。おかげで生活困難になることはありませんでした。

当然ですが、育休中でも働いた分のボーナスはもらえるので可能ならば一時金の支給日が育休中になるように申請しましょう。そうすることでボーナスにも税金がかからなくなり手取り金が増えます。

現在なら育休を2回に分けて取ることも可能なので、支給日のタイミングだけでも育休を取るのはありだと思いますし、最悪ボーナス支給日に育休を2,3日取るだけでも給料が増えるので一度検討してみてほしいです。

以上

育休を取得する前にやるべきことを紹介しました。

こんな人は育休をオススメしない

仕事にコミットしたい人は長期の育休をオススメしません

育休中は仕事ができなくなるため、営業であれば数字が落ちやすいですし、休んでいる間もプロジェクトは進みます。休んでいる間に活躍する社員が出て来れば大事な担当を取られる可能性も。

仕事に本気なら後々になってあのとき育休をとったからうまく行かなかった・・・・と後悔すると思うのでオススメしないです。

 

権利だからと根回しや配慮なく育休を取得する人

このような人は仕事復帰してから人間関係が悪くなり、仕事がしづらくなると思います。

 

まとめ

育休を取るのは人の目が気になりますし、勇気が必要です。それに育休期間は思ったより大変です。私の場合仕事より大変でした

このあたりの話は別の記事で書いていきたいと思っております。

それでも、振り返ってみれば育休を取ることでいろんなことを客観的に見ることができるようになりました。職場でも『以前よりも仕事ができるようになった』と言われるようになりましたし、育休を取っていなければこうやってブログを始めることもなかったと思います。

人生は1度きり、仕事が全てではないと。

個人的にはこどもが生まれてたすべての人が育休をとって欲しいですし、もっと育休という文化が広まることを願ってこの記事を書いていおります。育休をとっても、取らなくてもどちらにしても会社や周りの環境を言い訳にせず自分で決断することが大事だと思います。

いやー、最後なんか説教臭くなってしまいましたね。申し訳ありません。

私も育休取得にあたりたくさん悩んで不安になりましたので気になることがあれば問い合わせフォームから連絡いただければと思います。

ではでは

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